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ウジェーヌ・イザイ

Eugene Ysaÿe

ウジェーヌ・イザイ

ベルギー | 1858年生 – 1931年没 | 16曲収録
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略歴

ウジェーヌ・イザイは1858年にベルギーのリエージュで生まれたヴァイオリニスト、作曲家、指揮者である。幼少よりヴァイオリンを学び、アンリ・ヴュータンらに師事し「フランコ・ベルギー楽派」の教育を受けた。音楽院卒業後、ソリストとして活動を開始し、欧米各地で名声を確立した。ブリュッセル音楽院教授、イザイ弦楽四重奏団設立、シンシナティ交響楽団音楽監督を務めるなど、指揮者としても多岐にわたる活躍を見せた。セザール・フランクやクロード・ドビュッシーなど、多くの作曲家が彼のために作品を献呈している。没後には彼を記念した国際コンクールが開催され、これは後にエリザベート王妃国際コンクールの前身となった。 ヴァイオリニストとしてのイザイは、高い技術と説得力のある表現力で聴衆を魅了した。多彩なヴィブラートと巧みなテンポ・ルバートの用法がその特色であり、彼の演奏はヴァイオリン音楽に大きな影響を与えた。作曲家としては、外面的な技巧のみを追求せず、静かな情熱と質の高い叙情性を持つ作風が特徴である。作品にはロマンティシズムが巧みに表現され、楽器の特性を活かしたソロパートと精緻な管弦楽パートが見事なバランスで融合している。演奏が非常に困難な難曲が多いことでも知られ、J.S.バッハへの言及が見られる一方で、当時の芸術的表現を追求した作曲家であった。 代表作としてまず挙げられるのは、1923年から1924年にかけて作曲された「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 作品27」である。J.S.バッハの作品に着想を得た全6曲は、音楽的にも技巧的にも極めて高度な演奏が要求される難曲であり、イザイのヴァイオリン音楽の集大成と言える。現在でも多くのヴァイオリニストにとって重要なレパートリーであり、コンクールの課題曲にも採用されている。また、イザイが独自に開拓した「詩曲」ジャンルの最初の作品である「悲劇的詩曲 作品12」は、単一楽章で形式に囚われない特徴を持つ。「冬の歌 作品15」も、深い情感が込められた協奏曲形式の作品である。

収録楽曲

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