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ジュゼッペ・ヴェルディ

Giuseppe Verdi

ジュゼッペ・ヴェルディ

イタリア | 1813年生 – 1901年没 | 68曲収録
この作曲家の曲が聴けるコンサート

略歴

ジュゼッペ・ヴェルディは1813年、北イタリアに生まれた19世紀を代表するロマン派オペラ作曲家である。幼少期から音楽的才能を示し、地元の有力者の援助を受けながら音楽を学んだ。1839年に最初のオペラが成功するも、私生活では妻と二人の子供を失う悲劇に見舞われ、一時作曲から遠ざかった。しかし、1842年の『ナブッコ』が大成功を収め、イタリア・オペラ界の第一人者としての地位を確立した。中期には『リゴレット』、『椿姫』といった傑作を次々と発表し、音楽とドラマの融合を深めた。晩年には『オテロ』や『ファルスタッフ』を作曲し、新たなオペラ様式を確立した。彼はイタリア統一運動の象徴的存在であり、音楽家のための養老施設を建設するなど、博愛主義者でもあった。 ヴェルディは「オペラ王」と称され、従来のベル・カント重視のスタイルからドラマ重視へと大胆に転換させた。彼は大衆的な人気を保ちつつ、時代に即した題材、物語の合理的な展開、登場人物の深層心理の表現を追求した。歌唱法やオーケストレーションにも独自の工夫を凝らし、音楽とドラマを高度に融合させることに成功した。声の技巧を前面に出すのではなく、劇の展開に合致し効果をもたらす音楽を重視し、管弦楽の役割も増大させた。同時代の他の作曲家の作風にも常に目を向け、優れたアイデアを積極的に取り入れて自身の音楽を発展させた。 彼の代表作には、初期の傑作でイタリア統一運動の象徴となった『ナブッコ』(1842年)がある。普遍的なテーマと深い人間心理の描写が特徴の中期傑作『リゴレット』(1851年)も広く知られる。晩年の集大成である『オテロ』(1887年)では、シェイクスピアの悲劇を題材にドラマと音楽が一体となった新たなスタイルを確立した。ヴェルディの作品は世界中で上演され、日本でも毎年多くの演奏機会があり、その一部は一般の人々にも広く親しまれている。

収録楽曲