Leroy Anderson
ルロイ・アンダーソン
略歴
ルロイ・アンダーソンは、軽快でユーモラスな管弦楽曲で知られるアメリカの作曲家である。1908年、マサチューセッツ州ケンブリッジに生まれた。ハーバード大学で音楽を学び、学士号と修士号を取得。語学研究でも博士号を得た。大学バンド指揮者時代、ボストン・ポップス・オーケストラの指揮者アーサー・フィードラーに才能を見出され、作曲を勧められた。これを機に初のオリジナル作品『ジャズ・ピチカート』を発表。第二次世界大戦後、本格的に音楽活動に復帰し、『シンコペイテッド・クロック』などのヒット曲を次々と生み出した。1950年代には『ブルー・タンゴ』が器楽曲として史上初のミリオンセラーを記録。1975年に66歳で死去し、1988年には「作曲家の殿堂」入りを果たした。 アンダーソンの音楽は「ライト・コンサート・ミュージック」や「シンフォニック・ポップス」と称され、軽快で諧謔性に富んだ曲調が特徴である。タンゴ、サンバ、ラグタイム、ジャズといった大衆音楽のリズムに強く影響を受け、叙情的で旋律中心の作品ではヨナ抜き音階も用いた。彼の作風はウィットとユーモアに溢れ、日常生活の音や情景を巧みに音楽で描写する能力に長けていた。『タイプライター』のように本物のタイプライターの音を楽器として取り入れるなど、型破りな発想で聴衆を楽しませた。そのメロディーは非常に豊かで、クラシックとポップス、ジャズの要素が絶妙に融合したスタイルが特徴である。強弱の幅が小さく、気軽に楽しめる「ポップス・クラシック」として広く親しまれた。 アンダーソンは数多くの親しみやすい作品を残した。冬の情景を鮮やかに描写し、クリスマスの定番曲として世界中で愛される『そりすべり』は、馬のいななきやそりの鈴の音を効果的に用いている。時計の秒針のようなリズミカルなウッドブロックが特徴の『シンコペイテッド・クロック』は、CBSのテレビ番組テーマ曲として長年使われた。実際のタイプライターの音を楽器として取り入れた『タイプライター』は、彼のユーモアあふれる作風を象徴する一曲である。彼の楽曲は、名前を知らずとも多くの人が耳にしたことのあるメロディーを提供し続けており、その親しみやすさで幅広い世代に影響を与えた。
収録楽曲
-
2つの左足の行進
-
アリエッタ
-
キャプテンと王
-
クラリネット・キャンディ
-
サタンの少女
-
サラバンド
-
ジャズ・ピチカート
-
ジャズ・レガート
-
シンコペイテッド・クロック
-
セレナータ
-
そりすべり
-
タイコンデロガ行進曲
-
タイプライター
-
チャイナ・ドール
-
ドラムの子守唄
-
トランペット吹きの子守歌
-
ハーバード・スケッチ
-
バラード
-
ピラミッドダンス
-
ファントム連隊
-
フィドル・ファドル
-
プッシーフットバレエ音楽
-
ブラッドフォード・マーチ知事
-
プリンク・プレンク・プランク
-
ブルー・タンゴ
-
ペニー・ホイッスル・ソング
-
ベルの歌
-
ホーム・ストレッチ
-
ラッパ吹きの休日
-
わが母校
-
ワルツ・アラウンド・ザ・スケール
-
夏空
-
忘れられし夢
-
散歩
-
春の初日
-
母のホイッスル
-
海賊舞踊
-
紙やすりのバレエ
-
舞踏会の美女
-
踊る仔猫
-
馬と馬車
-
黄金の年