今回、ふくなりウィンドオーケストラの初となる演奏会で、
取り上げるのは作曲家・長生淳による「四季連禱」の4部作。

豊穣を予感させる
厳しい冬の海を描いた『波の穂』

朗らかで多感な季節である
春を歌い上げる『蒼天の滴』

夏に向かう心の流れを追いながら
最後は蕩尽の夏に至る『翠風の光』

秋の別れから生じる感傷が影を落とし
時にあふれて爆発するも
きっと深い部分で私たちは繋がっているだろう
そう励ましてくれるような『楓葉の舞』

長生氏のあたたかく深い祈りが込められた「四季連禱」。
4曲とも一度に取り上げる演奏会はなかなかお目にかかれません。

ぜひ相模原市民会館にて、音の海や光の散乱、
あたたかい祈りや幸せを皆さまと共有できたら幸いです。