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演奏プログラム
コンサートについて
【第656回定期演奏会】
世界的に注目を集めつづける大音楽家ホリガー。今回のプログラムは、愛すること、失うこと…人としていかなる時も心に留まる大切な感情をホリガー自身が明らかにしていくかのようです。1曲目のラシーヌは、ホリガーが近年作品の紹介に力を入れているスイスの作曲家。『夜』にまつわる「薄明」は、1991年の大晦日の夜、皇居近くの公園で、ハンガリーからスイスに亡命した恩師・作曲家ヴェレシュの死を予感しながらホリガー自身が詠んだ5つの俳句をもとに作曲されました。続くのはそのヴェレシュによる「バルトークの思い出に捧げる哀歌」。ヴェレシュがスイスに亡命するまでハンガリーで恩師として仰いでいたバルトークの訃報、その衝撃の中で書かれました。そして最後はバルトーク「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」。これはホリガーとも縁の深いスイスの指揮者ザッハーの委嘱作でした。彼の人生に関わってきた20世紀、21世紀の作曲家の作品を紡いだ、自伝的要素の深い唯一無二の演奏会となるでしょう。