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ヨハネス・ブラームス

Johannes Brahms

ヨハネス・ブラームス

ドイツ | 1833年生 – 1897年没 | 169曲収録
この作曲家の曲が聴けるコンサート

略歴

ヨハネス・ブラームスは1833年、ドイツのハンブルクで貧しい家庭に生まれた。幼少期からピアノを学び、マルクスゼンに師事してバロックや古典派音楽を深く習得した。家計を助けるため若くして演奏活動を始めた。20歳の時、ヴァイオリニストのヨアヒムや作曲家のリストと出会い、ロベルト・シューマン夫妻を訪問。シューマンは彼の才能を高く評価し、世に紹介したことで作曲家としてのキャリアが大きく開花した。シューマン没後もその妻クララとは生涯にわたり深い親交を続けた。その後ウィーンに定住し、「ドイツ・レクイエム」の成功により作曲家としての確固たる地位を確立した。晩年には一時作曲活動から遠ざかるも、再び創作意欲を取り戻し、クラリネット作品などの傑作を生み出した。 ブラームスはロマン派音楽の時代に活躍したが、同時代の作曲家が自由な表現を追求したのとは対照的に、古典主義的な形式美を尊重する保守的な作風が特徴である。彼はベートーヴェンの後継者とみなされ、堅固な構造と内面的で深い感情表現を併せ持つ。その音楽からは「静かな情熱」や「熟成された悲しみ」がにじみ出る。表現豊かな対位法、自由な不協和音、リズミカルな生命力、伝統的な形式が作品を特徴づけ、J.S.バッハやベートーヴェンといった先人たちの音楽に深く敬意を払い、その伝統を復活・発展させた。緻密なオーケストレーションと短い主題を変幻自在に駆使する職人技も光る。オペラを除くあらゆるジャンルで優れた作品を残した。 代表作としては、壮大な構成と緻密な展開が特徴の『交響曲第1番 ハ短調 作品68』が挙げられる。協奏曲では、規模の大きさと深い叙情性が際立つ『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77』がある。また、民族的なリズムと情熱的なメロディが印象的な『ハンガリー舞曲 第5番』は、ロマ音楽に触れた経験が創作に影響を与えたとされ、多くの編曲で親しまれている。ブラームスはJ.S.バッハ、ベートーヴェンと共にドイツ音楽の「三大B」と称され、その伝統を継承しつつ、ロマン派の時代に独自の古典主義的作風を確立したことで、後世の作曲家たちに多大な影響を与えた。

収録楽曲