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フェリックス・メンデルスゾーン

Felix Mendelssohn

フェリックス・メンデルスゾーン

ドイツ | 1809年生 – 1847年没 | 127曲収録
この作曲家の曲が聴けるコンサート

略歴

フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)は、ドイツ・ロマン派を代表する作曲家、指揮者、ピアニストである。ハンブルクの裕福なユダヤ系銀行家の家に生まれ、幼少より恵まれた環境で英才教育を受け、早くからその才能を開花させた。20歳でJ.S.バッハの「マタイ受難曲」を再演し、その再評価のきっかけを作ったことは特筆される。その後、ヨーロッパ各地で名声を得、26歳でライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者に就任し、オーケストラの水準向上に尽力した。また、1843年にはライプツィヒ音楽院を創設し、音楽教育にも貢献した。彼は38歳で短い生涯を閉じた。 メンデルスゾーンの作風は、古典派の均整美とロマン派の豊かな感情表現が融合したものである。同時代の作曲家が追求した劇的な表現とは異なり、古典的な形式と和声の枠組みを重んじながら、選び抜かれた音による鮮明な美しさと「歌心」に満ちた音楽を創り出した。彼が生み出したピアノ独奏のための「無言歌」は、その歌心が凝縮された作品様式である。管弦楽法は新鮮で色彩豊かであり、若くして深く学んだバッハを思わせる緻密で揺るぎない構築性も兼ね備えていた。その音楽は「健康的なロマン主義」と評され、明るく伸びやかな作品が多い。 メンデルスゾーンは短い生涯ながら、多岐にわたるジャンルで数々の名曲を残した。彼の代表作の一つである「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64」は、三大ヴァイオリン協奏曲の一つとして世界中で愛されている。劇付随音楽『真夏の夜の夢』序曲は17歳で作曲されたとは思えない完成度を誇り、その中の「結婚行進曲」は今日でも結婚式に欠かせない楽曲である。また、ピアノ独奏のための「無言歌集」は、彼の「歌心」がよく表れた性格的小品集として、家庭音楽として広く親しまれてきた。彼の作品は、後世の作曲家にも大きな影響を与えた。

収録楽曲