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アラム・ハチャトゥリアン

Aram Khachaturian

アラム・ハチャトゥリアン

ロシア | 1903年生 – 1978年没 | 9曲収録
この作曲家の曲が聴けるコンサート

略歴

アラム・イリイチ・ハチャトゥリアンは、1903年ロシア帝国支配下のグルジア(現在のジョージア)でアルメニア人の家庭に生まれた。18歳まで正式な音楽教育を受けず、1921年にモスクワで本格的に音楽を学び始めた。グネーシン音楽専門学校、モスクワ音楽院で作曲を師事し、1936年の「ピアノ協奏曲」で名声を確立。1942年のバレエ音楽「ガヤネー」で世界的な成功を収めた。しかし、1948年にはスターリン主義的な「ジダーノフ批判」の対象となるも、1959年には名誉回復がなされた。晩年は自作の指揮者としても国際的に活躍した。 ハチャトゥリアンの音楽は、アルメニアをはじめとするコーカサス地方の民族音楽の影響が色濃く現れている点が最大の特徴である。彼の作風は「大胆」「強烈」「エネルギッシュ」と評され、民族的要素を取り入れた社会主義リアリズムを代表する。色彩豊かな和声、魅惑的なリズム、技巧性、即興性、感覚的なメロディーが特徴である。特に、半音を多用した独特の旋法や不均等なリズムパターンを取り入れることで、神秘的で東洋的な世界観を表現した。リズミカルなエネルギーと壮大なオーケストレーションも彼の作品の魅力であり、超絶技巧やオスティナート技法を多用したスタイルも特徴である。 ハチャトゥリアンの作品で最も広く知られるのは、1942年のバレエ音楽『ガヤネー』である。特に「剣の舞」は世界中で演奏され、彼の名を象徴する楽曲となった。1936年の「ピアノ協奏曲 変ニ長調」は、作曲家としての成功の始まりを告げた記念碑的な作品である。また、1954年のバレエ音楽『スパルタクス』は『ガヤネー』と並ぶ成功作であり、特にアダージョは有名である。1940年の劇付随音楽『仮面舞踏会』組曲中の「ワルツ」は、日本での知名度を高めた。彼の作品は現在も世界中で愛され、再評価が進められている。

収録楽曲