指揮＆ヴァイオリン*／ペッカ・クーシスト

【アーティスト・イン・レジデンス就任記念】
2024年4月のプロムナードコンサートで、ヴィヴァルディ《四季》を弾き振りし、ベートーヴェン交響曲第7番を指揮し、まるで音楽が目の前でどんどん生まれてくるかのような新鮮で高揚感あふれる演奏を繰り広げたペッカ・クーシスト。今年度から2年間、アーティスト・イン・レジデンスとして、その卓越した音楽性とアイデアを発揮してもらい、ともに都響の新しい展開を目指すことにしました。
現代作品に深い共感を持つクーシストらしく、フィンランドの新鋭作曲家タルキアイネンが先輩カイヤ・サーリアホの追憶に捧げた《生命の激流》日本初演、ハイドン《告別》の弾き振り（きっと仕掛け満載？）、そして20世紀フィンランドの巨匠ラウタヴァーラのヒット作《光の天使》というプログラムは、日本のオーケストラシーンに新鮮な風をもたらすことでしょう。