DolceAmaro (ドルチェアマーロ)

16, 7世紀イタリアの「マドリガーレ」を専門に歌う声楽アンサンブル。「マドリガーレ」という音楽の中に脈打つアッフェット、相反する感情の交差、人の心の悲喜交々、誰の心の奥にも眠っている情熱を感じ、表現し、またそれを聴く皆様の中にも呼び起こす。そんな音楽をしたいと、団体名はDolceAmaroと名付けた。作曲当時に使われていたオリジナルの印刷譜を使用し、「シのない」6音のソルミゼーションを用いて読譜を行う、また当時の数々の作曲家が言葉に残しているように、「言葉が音楽の主人である」ことを念頭に置く事で、当時の音楽家たちが感じ目指していたであろう音楽を再現する。

これまで、

「モンテヴェルディとマントヴァの作曲家達 (Monteverdi e gli altri compositori mantovani)」

「オッターヴィオ・リヌッチーニの詩によるマドリガーレ集 (de' Madrigali sulle poesie di Sig. OTTAVIO RINUCCINI)」

「解放されたエルサレムのマドリガーレ (Madrigali tratti dalla GERUSALEMME LIBERATA)」

「トルクァート・タッソの詩によるマドリガーレ (dei Madrigali sulle poesie di Sig. TORQUATO TASSO)」

「シジスモンド・ディンディアのマドリガーレ(i Madrigali e le altre opere profane di Sigismondo d’India)」

「南イタリアのマドリガーレ -ジェズアルドとその周辺- (i Madrigali del SUD -Gesualdo e i compositori circostanti-)」

など、音楽史における小さくとも重要なコンセプトから、有名無名な作曲家の様々な作品を掘り起こした演奏会を開催。

また北とぴあ国際音楽祭2022参加公演として「アルミーダのマドリガーレ」と題した公演を開催している。