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交響曲の第3楽章ってなんだろう

交響曲の第3楽章ってなんだろう

2026年9月4日

踊る第3楽章だけじゃない!交響曲の第3楽章ってなんだろう⁉

古典派の交響曲で「第3楽章」といえば、優雅なメヌエットが定番。じゃあ、メヌエットってなに? メヌエットはもともと宮廷で踊られていた舞曲。交響曲ではないですが、おなじみの例として モーツァルト《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》 の第3楽章があります。

つまり交響曲の中には、優雅にステップを踏むような音楽が組み込まれていたのか……と思っていたら、あれ~?第3楽章にもいろいろあるではないですか。 より速く躍動的に、ときには甘美に。時代が移ろうなかで、作曲家たちは、第3楽章に思い思いの表情と役割を与えていったようです。
今回はメヌエットから距離を置いた、いろいろな「第3楽章」を聴いてみましょう!

※進化度★~★★★★★ は、メヌエットからのかけ離れぐあいを、曲を聴いてみたコラム担当者の感覚的独自判定でございます
※下記の並びは作曲年の古い順です


進化度★★
ベートーヴェン:交響曲第7番
優雅なメヌエットが、超快速のスケルツォへ変身!
(https://clanavi.com/songs/10)

進化度★
メンデルスゾーン:交響曲第4番《イタリア》
古風で上品な舞曲。まだメヌエットの面影が感じられます。それにしても美しい曲!
(https://clanavi.com/songs/25)

進化度★★★★
ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》
ホルンが鳴り響く、壮大な「狩りのスケルツォ」。第3楽章はここまで成長しました。
(https://clanavi.com/songs/3774)

進化度★★★
ブラームス:交響曲第3番
スケルツォではなく、切なく歌う「ポコ・アレグレット」。作品中でもっとも有名な旋律のひとつです。
(https://clanavi.com/songs/13)

進化度★★★★★
マーラー:交響曲第1番《巨人》
フランス民謡「フレール・ジャック」の旋律を短調に変えた、不気味でどこか皮肉な葬送行進曲。もしや♫グ~チョキパ~で・・・?
(https://clanavi.com/songs/352)

進化度★★★★★
チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》
熱狂的な行進曲。まるでフィナーレのよう! でも、本当の終楽章はそのあと。静かに沈んでいく、悲痛なアダージョが待っています。
(https://clanavi.com/songs/6)

進化度★★★★★
ラフマニノフ:交響曲第2番
うっとりするほど甘美なアダージョ。日本ではCMにも使われていましたね。第2楽章にスケルツォ、第3楽章に緩徐楽章を置き、従来の役割を入れ替えたような構成です。
(https://clanavi.com/songs/343)

進化度★★
プロコフィエフ:交響曲第1番《古典交響曲》
あ、戻った!? 古典派らしい舞曲の第3楽章――と思いきや、メヌエットの代わりに、少し気取った「ガヴォット」採用で。
(https://clanavi.com/songs/2364)


優雅な舞曲だった第3楽章は、スケルツォ、狩り、切ない歌、葬送行進曲、そして偽りのフィナーレへと様々に変化していくのでした。 交響曲を聴くとき、「作曲家は第3楽章で何を仕掛けてきたのか」に注目すると、いつもとは少し違った面白さが見えてくるかもしれません。

記事には間違いや諸説ある内容が含まれることもあります。気になる箇所や、大事な情報はご自身でご確認ください。