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フランシス・プーランク

Francis Jean Marcel Poulenc

フランシス・プーランク

フランス | 1899年生 – 1963年没 | 100曲収録
この作曲家の曲が聴けるコンサート

略歴

フランスの作曲家、フランシス・プーランク(1899年 - 1963年)は、「修道僧と悪童が同居している」と形容される多様な作風で20世紀フランス音楽に貢献した。パリの裕福な家庭に生まれた彼は、幼少からピアノを学び、パリ音楽院には進学せず独学で音楽を習得した。10代でピアニストのリカルド・ビニェスに師事し、後にシャルル・ケクランから対位法を学んだ。1917年頃、エリック・サティらと出会い、1920年には「フランス6人組」の一員として活動を開始した。1930年代には宗教的な回心を経験し、宗教音楽の創作に深く傾倒した。また、ピアニストとしてバリトンのピエール・ベルナックと演奏旅行を行うなど、演奏活動も活発であった。 プーランクの音楽は、軽快で軽妙、ユーモアと知性を兼ね備えた「エスプリの作曲家」と評される。古典的・伝統的な作風を基盤とし、常に調性を中心に旋律を最も重視した。ジャズやミュージックホールなど多様な要素を取り入れながらも、その表面的な明るさの裏には深い感受性や憂鬱が隠されている。彼は自身の個性が最大限に発揮される場として歌曲を重視し、数多くの優れた歌曲を生み出した。また、管楽器の音色を好み、管弦楽曲や室内楽曲において管楽器が重要な役割を担う作品が多い。大規模な作品は少なく、即興曲風の小品を多く手がけたことも特徴である。 プーランクの代表作には、初期の成功を収めたバレエ『牝鹿』(1923年)がある。宗教的な深まりを示すオルガン協奏曲(1938年)も重要である。晩年の大作であるオペラ『カルメル会修道女の対話』(1957年)は、その劇的な内容と音楽性で世界的に高く評価されている。また、管楽器の特性を最大限に引き出したフルートソナタ(1957年)やクラリネットソナタ(1962年)は、繊細な叙情性と深い情感を湛える室内楽の名作として広く知られている。その他にも、歌曲『動物詩集』や合唱曲『グローリア』、『スターバト・マーテル』など、多岐にわたるジャンルで優れた作品を残し、20世紀フランス音楽に独自の足跡を刻んだ。

収録楽曲